南陽通歯科クリニックを開業して3年になります。日頃のハミガキやフッ素で虫歯は防げます。虫歯になってから受診するのではなく、虫歯にならないために歯医者へ通う、治療ではなく予防のために歯医者さんへ行く、この習慣を子どもの頃から身につけてほしい、フッ素で予防できることをもっと知っていただきたいと感じています。
当院では小児歯科に力を入れており、子どもの頃から予防歯科に通う習慣をつけてほしいと考えています。小児歯科は虫歯を治療するだけでなく、お子様の成長とともに、歯とお口の健康をサポートするところです。虫歯が1本もないときから歯科医院に通い、ご家族と一緒になって健康な口腔内・歯を育てていくことで大人になってもお口の健康を保つことができると考えています。たとえばフッ素塗布を習慣づけることもその一つです。
歯科医院は家庭用のものより高濃度なフッ素を使用しており、これを3ヶ月に1回定期的に塗布することで虫歯予防に効果を発揮します。フッ素には大きく3つの働きがあります。歯を強くする働き・再石灰化を促進する働き・虫歯菌を抑制する働きです。フッ素が歯に取り込まれることで虫歯に強い歯となり、自然治療可能な初期の虫歯では治療を助けることができます。歯の生え始めに行うのがより効果的で、ご家庭で使用できるフッ素配合の歯磨き剤に加え歯科医院での定期的な塗布で予防をしていきましょう。フッ素塗布は無料で受けていただくことができます。
お子様が自分で自分の歯を守れるようになるまで、ご家族の方と一緒に支えて参ります。
継続して通うことで、お子様自身にも虫歯になる前に通う、歯を大切にするといった意識を身につけてもらいます。小児歯科では次のような予防処置を行います。
虫歯・歯の生えかわり・歯並びの状態などを定期的にチェックします。定期的に通うことで小さな変化や異常にも早く対処することが可能です。
乳歯や生えはじめの永久歯は歯質が弱く虫歯になりやすいです。定期的にフッ素を塗布することで強い歯にしていきます。フッ素は細菌の活動を抑制し、歯質を強化することで虫歯を予防する効果があります。フッ素塗布の習慣をつけ、強い歯をつくっていきましょう。
乳歯や生えたばかりの永久歯の奥歯の溝に、フッ素配合の樹脂を埋めることで虫歯を予防します。
歯が生え変わる時期は、歯の高さもばらばらなため磨き残しが多くなりやすいです。お子様はもちろん、ご家族の方が効果的な仕上げ磨きができるよう丁寧にアドバイス致します。
大人との食器の共有や、口移しはお子様に虫歯菌を感染させることになります。リスクある行動を避けること、また大人の方も口腔内を清潔に保っておくことが大切です。
だらだらと食べ続けたり、甘いものを頻繁に食べると口の中に糖分がいる時間が長くなり、虫歯のリスクが高まります。規則正しく食事を摂ることで、虫歯が発生にしにくい口腔環境をつくりましょう。年齢や成長状況に適したおやつもあるので、お気軽にご相談ください。
乳歯が生え始める時期から、歯が生え変わる時期、大人の歯並びが完成する時期まで、成長に合わせた治療やサポートを行い、ご家族の方と一緒にお子様の口腔内の健康を守ります。
歯磨きや生活習慣のアドバイス、歯磨き指導、フッ素塗布などの予防処置を行います。乳歯が生え始めるとフッ素塗布を行います。1歳半になると、乳歯が上下の前歯12本と奥歯4本生えてきます。このとき虫歯ができるお子さんは少ないですが、もしもできてしまった場合は必要に応じて虫歯の進行を遅らせるお薬を塗ります。また汚れの状態や噛み合わせもチェックしていきます。
歯磨きや生活習慣のアドバイス、歯磨き指導、フッ素塗布などの予防処置を行います。
3歳頃には食べられるものも増え、いろいろな種類のおやつも口にするようになります。お口の中に糖分が長く残らないよう、おやつを食べる回数や時間に注意しましょう。
乳歯は大人の歯と比較するとエナメル質が半分しかないため、一度虫歯できると進行が早いです。もしも虫歯になってしまった場合は治療をしますが、まずは治療に慣れてもらうためにトレーニングから開始します。
歯磨きや生活習慣のアドバイス、歯磨き指導、フッ素塗布・シーラントなどの予防処置を行います。
6歳頃に永久歯の奥歯が生え始めますが、溝が深く歯の質も弱いため虫歯になりやすいです。この溝の部分にシーラント充填をおこない、虫歯を予防します。乳歯から永久歯へ生え変わる時期は、歯の高さが不揃いなこともあり磨き残しが多くなる場合も多いので、油断すると虫歯ができやすい年齢です。しっかり歯磨きを行うためにも、高学年までは親御さんの仕上げ磨きをおすすめすることもあります。
自分で自分の歯を守る時期に入ります。この時期は食生活が乱れやすく、虫歯のリスクも高まる時期です。磨いたり磨かなかったり、好きなもの好きな時間に食べる機会が増えることで、永久歯の虫歯を作ってしまうことが多い時期です。検診とクリーニングなど、定期的に歯科医院に通うことを心がけましょう。
当院では嫌がるお子様に無理な治療は行いません。トレーニングを行うことで恐怖心をなくし、お子様との信頼関係を築きながら治療を進めます。
お子様の歯医者嫌いをなくすためのトレーニングを行なっております。目的としている行動が起こせるよう段階を踏み、できることから徐々に進めていきます。これは行動療法の「シェイピング法」と言われる方法です。嫌がっているお子様には、まず診療チェアに座って歯ブラシの練習をすることから始め、お口の中に水を流すだけ、バキュームで唾液や水を吸うだけ、など段階的に器具を使うことで慣れていってもらいます。こうしてトレーニングをすることで、歯医者への恐怖心を取り除いていきます。乳歯は弱いので、虫歯が進行しやすく大人が管理をすることが大切です。トレーニング終了後も定期的な検診を受けましょう。
まずは椅子に座ってもらうことからスタートです。どんな機械があるのか見て知ってもらいます
椅子に座って歯磨きをします。一緒に話しながら行い、コミュニケーションをとっていきます
先ほど見てもらった器具を実際に使用していきます。
無事治療が終わったら保護者の方もたくさん褒めてあげてください!
定期的に歯医者に通い、健康のお口を保ちましょう
成長段階にある子どもの頃から始める矯正治療は永久歯の抜歯をしなくて済んだり取り外しが可能な矯正装置を使用できたりと、大人になってからの矯正よりも負担が少ないです。顎の成長もコントロールし、歯を理想的な位置に動かすことが可能なので顎のバランスや歯並びが整い見た目も良くなります。
また歯並びを整えることは予防・口腔内の健康のための一環になります。噛む・飲む・発音するといった健康な口腔機能を目指し、全身の健康にいい影響を与えることも大切な目的のひとつです。
歯並びは骨格や、一緒に生活をする親御さんの生活環境や習慣を引き継ぐといった遺伝的要素もありますが、姿勢や食事など後天的な要素も影響します。例えば姿勢が良くないと、上下の顎の位置・舌や唇と歯列の位置関係が乱れ、歯並びが悪くなることがあります。食事についても、おかしな食べ方や飲み込み方が習慣づいてしまうと、歯や顎にかかる力の入り方が崩れて歯並びに影響しやすくなります。
きれいな歯並びを目指すには、全身の力のかかり方を前後左右バランスよくすることが大切です。体にかかる力のバランス、重力のかかり方が不均等になると顎の位置関係にも影響を及ぼします。また、舌や唇などの力バランスも乱れてしまい、歯並びや噛み合わせが悪くなることも考えられます。きれいな姿勢を目指すためにご家庭でできる取り組みとして、食卓やテーブルの椅子の位置を整えることも一つです。
「ここに座れば正しい姿勢になる」といった環境を整えることに加え、お子様がもちやすい食器にすることもポイントです。
また、自分の足を使って歩く習慣をつけ足腰を強くすることや、口周りや表情筋を鍛える体操を行うことも効果があります。ブクブクとうがいをする、いないいないばあといった表情を変化させる遊びも効果的な体操のひとつです。
離乳食を開始し、大人と同じものを食べられるようになるのは1歳半頃と言われています。これは奥歯が生え始める時期です。この歯の生え方と与える食事の硬さや素材が合っていないと、よくない食べ方が身に付いてしまいます。また味付けも重要で、濃い味だとあまり噛まずに味がするためよく噛まずに飲み込む癖がついてしまいます。
離乳食の進め方と歯の成長
まだ前歯しか生えていない時期に、色々なものを食べると奥歯を上手に使う感覚が育ちにくくなる場合があります。早い時期に硬いものを食べると早くから噛む筋肉を鍛えることになり、実年齢以上の過剰な噛む力がついてしまいます。前歯しか生えていない時期に噛む力が強くなると、奥歯が生えはじめたときに自分の噛む力で生えてこようとする乳歯の成長を止めてしまい、奥歯が生えづらくなることがあります。
正しい歯並び・噛み合わせには舌と唇の力のかかり方が関係しており、特に食事の際は「顎・唇・舌」すべてが大きく動くので、この時の力がバランスよくかかることが正しい歯並びの成長に繋がります。
無理のない範囲でお子様の成長にあわせてゆっくりと進めていきましょう。
まずは簡単な矯正装置で歯並びが治ることがあります。マウスピースを使用した小児矯正では、歯並びと噛み合わせを治療します。通常のワイヤー矯正治療を受けなくても良い歯並びに近づけることができます。
マウスピース型の矯正装置で4歳〜9歳頃の歯並びを改善します。歯を直接動かすのではなく、口の周りの筋肉の改善など、歯並びを悪くしている原因を治していきます。固定式ではなく取り外しができ、柔らかい素材なため違和感や痛みなど体への負担が少ないです。また装着時間もお家にいる時間のみで十分で、食事中も取り外せるため虫歯の心配がありません。
ムーシールドは受け口(下の前歯が上の前歯より前に出るかみあわせ)を改善するマウスピース型装置です。主に就寝時に装着することで、舌やお口周りの筋肉の状態を整え受け口を改善します。3歳頃から使用でき、特に乳歯列期に治療を行うとことで正常な顎骨の成長を促すことができます。こちらも固定式ではなく取り外し可能ですので、違和感や痛みなど体への負担も少ないです。
成長期の歯並び改善を目的とした治療法です。歯を動かして歯並びを整えるのではなく、顎の成長に合わせ歯が生えてくる顎のスペースを広げていく方法です。
1期とは6~12歳の乳歯と永久歯が混在している生え変わりの時期のことを指します。でこぼこの歯並びにならないよう、あごの成長を促進・抑制することであごの骨を広げます。床矯正という取り外し可能な器具を使用して歯並びを治す矯正治療を行ないます。
12歳以降の奥歯が永久歯に生え変わってからの時期を指します。すべての永久歯が適切な位置に配置されるよう治療をしていきます。白く透明な、セラミックでできたブラケットという器具を歯の表面に装着して歯並びを治すワイヤー矯正や、マウスピースを使用した矯正治療を行います。
臨床家として、良質な医療提供を通じて、
患者さん・職員の幸せを創造する
こんにちは。南陽通歯科クリニックの藤城です。医師である私の兄が、この地域に住み、近隣の総合病院で働き地域医療を担ってきました。私も兄の意思を引き継ぎ、この度、この地域で開業させて頂くことができました。地域の皆様の口腔内の状況の向上、受診率の増加のために、本気で地域の皆様のお口の中に向き合いたいと考えております。
患者さん一人一人にあった歯周病治療、基本を大切にした虫歯治療を心がけ、患者さんに寄り添い、些細なことでも耳を傾ける地域のホームドクターを目指しております。
また、子育て世代の親御さんと、お子様が安心して楽しく通えるような優しい医院設計を心がけ、お子様の虫歯ゼロを目指しております。
今まで、歯医者に行くのが怖かったり、遠のいてた方もお気軽にご相談してください。
勤務医時代、名古屋市内の医療法人にて副院長、分院長を歴任し、併設する審美・インプラントセンターで経験を積みました。その後、名古屋市内の矯正専門医で勤務したり、神奈川県の医療法人にてあらゆる年齢層の1日70人の患者さんを診させて頂くことにより、幅広い年齢層の患者さんを、総合的に診療させて頂く経験と知識を身に付けてきました。
地域の皆様のお口の困りごとにいち早く相談できるホームドクターとして一人一人の患者さんに耳を傾け、寄り添いたいです。
また、R2.12月には、厚労省より 「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」に認定され、専門性の高いお口の中の困りごとにも地域の総合病院とも連携をとり、解決に導きやすくなっております。
2011年3月 | 愛知学院大学歯学部 卒業 |
2011年4月 | 愛知学院大学附属病院 総合診療科 |
2012年 | 名古屋市医療法人にて勤務 副院長、分院長歴任 併設する審美、インプラントセンターにて経験を積む |
2018年9月 | 退職 |
2018年10月 | 神奈川県の医療法人に勤務 |
2019年〜 | その後名古屋市内矯正専門歯科にて小児矯正を担当 |
2020年5月 | 開院 |
愛知学院大学歯学部口腔病理学講座 入局
日本臨床歯周病学会会員
日本口腔インプラント学会会員
日本口腔インプラント学会認定講習会修了
セレックベーシックコース修了
OSG矯正セミナー修了
月星CEセミナー修了
インビザラインドクター(米国アライン社認定)
日本アンチエイジング歯科学会 認定医
三児の父親です。休日は家族とお出かけし、外で身体を動かして遊ぶことです。
当院ではお子様が治療を受けやすい環境づくりを心がけています。